投資ノート

【海外小切手の入金方法】アメリカの小切手を日本の銀行に入金したい時

さて困った。。海外口座の預金、引き出せない。。

駐在や留学などで海外に住んでいたけれど、その時に開いた現地口座にお金を残してきている。

いつかまた戻る機会があるかもしれないし、自分の資産を海外にも持っておくことが安心かと思っていたけれど、全然そんなことはない!一度日本に戻ってくると、全然海外になんて出ていかないし、残した預金が塩漬け状態。しかも、しばらく手をつけないと、口座凍結になって没収される可能性もあるとかないとか!

自分のお金なのに、引き出せないなんて悲し過ぎる!早く引き出したいけれど、どうすれば良いか、分からない。。。

という困りごとを抱えている方、意外といらっしゃると思います。ボクがそれでした。

海外に住んでいたことがある方はそこまで多くないと思いますが、その解決方法を見つけたので、共有します。

結論

  • 日本の「SMBC信託銀行プレスティア」で口座開設をします。これで日本円の口座に加えて、米ドルを含む外貨口座が作れます。
  • 口座開設が出来たら、自分が預金を持っている海外銀行の小切手に金額とサインをして、それをSMBC信託銀行プレスティアの窓口に持ち込みます。それによって、自分のプレスティア外貨口座に入金できます。
  • プレスティアの外貨預金口座から他の銀行の外貨預金口座へ送金することも可能です。

 

トライしようとして、上手くいかなかったこと

はじめ、色々と悩みました。

現地の支店窓口に行って海外送金手続きをするパターン

ボクの場合はアメリカに口座と預金を残していましたから、まず最初に考えたことは、実際にアメリカ本土へ行って、銀行支店の窓口で海外送金の手続きをすること。

窓口で海外送金の手続きをすることをワイヤートランスファーと呼びますが、そもそも一回の渡航で全てが上手くいくか自信が持てなかったし、なにより、アメリカって遠いですよね!そのためだけの時間もお金ももったいなさ過ぎます。

ハワイだったらまだ比較的短時間かつローコストで行けるかとは考えましたが、それでも遠いし、飛行機代が高くつきます。そして、自分が使っていた銀行の支店がハワイには無いことも分かりました。

よって、このパターンは断念。

オンラインサービスで海外送金手続きをするパターン

次に考えたことは、オンラインで手続きができないか?ということ。

今の時代はほとんどの銀行が便利なオンラインサービスを持っています。

見てみると、自分が使っていた銀行のオンラインサービスにも、海外送金機能があるではないですか!

日本の口座のSWIFTコードなどの必要情報を記入すれば、なんとかなりそう。

と思って、進めていくと、最後の最後で、セキュリティ確認のための電話番号が求められました。日本の電話番号を入れようとしても、桁数が合わないというアラートが出るのみ。

そうです、アメリカの電話番号しか受け付けないのでした。

日本に帰国してから、アメリカの電話番号なんて持っているわけがありません。

よって、このパターンも断念。

その他のパターン

他にも、まだアメリカに住んでいる友達がいるので、その人の現地口座に送金をさせてもらって、それから、その人に海外送金で、日本の自分の口座に送ってもらうことも考えました。

でもこれって、すごく面倒くさい。自分は良いですが、そんなことを友達に頼むのも気がひけるなということで見送りました。

上手くいった方法

で、考えたことが、「海外銀行の小切手(紙)を日本の銀行に持ち込めば、入金してくれるのではないか?」ということ。

アメリカでは通常、友達からの割り勘のお金を紙の小切手でもらったり、自分が何かに支払いをする時に紙の小切手を渡したりと、小切手をよく使います。その要領で、自分で小切手に金額を買いて裏書きサインをし、さらにそれを自分自身の銀行口座に持ち込めば入金できるはずだと考えたのです。

そこで、日本にある銀行で、海外小切手の入金を受け付けてくれるところを探しました。

昔は、日系メガバンクなど、多くの銀行が取り扱ってくれていたようです。しかし便利な反面、マネーロンダリングなどの不正に使われることが増えていたようで、ほとんどの銀行で海外小切手の取り扱いをやめてしまっていました。

ただ一行、SMBC信託銀行プレスティアというところのみ、取り扱いを継続していることが分かりました。このSMBC信託銀行プレスティアの成り立ちには色々とあるようですが、数年前に、世界中にネットワークをもち外貨の取り扱いを得意としていたシティバンク銀行を引き継いでいるようです。だから今でも外貨の取り扱いを継続している様子でした。

SMBC信託銀行プレスティアのホームページは、こちら

実際に行った、海外小切手の入金手順

  1. まず、SMBC信託銀行プレスティアで口座開設をしましょう。その時、窓口かオンラインかの2択です。ただし、窓口といっても、そもそも支店の数が少ないし、平日の限られた時間しか空いていないところがほとんどです。よってボクは、オンラインで行いました。書類に必要事項を記載し、必要な個人情報も合わせて送れば、数週間で口座が開設されました。円口座だけでなく、「マルチマネー口座」と呼ばれる外貨預金口座も同時に開設されます。(口座開設方法は、こちら)
  2. SMBC信託銀行プレスティアで口座開設ができたことを確認できたら、海外小切手を窓口に持ち込みましょう。これはオンラインではできず、窓口でしか取り扱ってくれません。窓口では、「これはどうやって作ったお金ですか?」とか「いつまで海外にいたのですか?」などと用心深そうに質問をしてきますが、まあ、犯罪防止のためにやっているのでしょうから、嫌な気分にならず、淡々と答えましょう。この時、外国小切手の入金に手数料を支払います。アメリカドルは5,000円でした。(外国小切手取り扱い手数料は、こちら) 小切手が無事に入金されるまで、数週間がかかります。「不渡りになったらお知らせします。」なんてことも言われましたが、ボクは大丈夫でした。ちなみに不渡りになっても手数料は取られるようです。

この2ステップで完了です。少なくとも1度は窓口に行く必要がありますが、手続き自体はそれほど複雑ではありませんでした。

そしてボクの場合、普段、SBI証券と住信SBI銀行のセットを使って米国株式を購入しています。つまり、無事にプレスティア口座に入金したアメリカドルを、こんどは住信SBI銀行の口座に送金したいということで、さらなるステップが必要でした。

  • 住信SBI銀行のような国内の銀行への送金も、外為送金や外貨送金と呼ばれます。手数料は7,000円でした。(手数料は、こちら)  これは郵送ベースでできそうでしたので、手続きのページから、「海外送金」というカテゴリーの「外為送金依頼書」というフォームをダウンロード。そこに必要事項を記載して、必要書類と合わせて郵送で送りました。するとまた数週間で、SMBC信託銀行プレスティアの外貨口座から住信SBI銀行の外貨口座へ、無事に金額が移行していることが確認できました。
  • ちなみに、プレスティアのホームページには、「海外送金」というワードしかないのですが、そのフォームを使って、「国内送金」をすることになっています。紛らわしいですよね。外貨送金の際、海外向けも国内向けも、同じフォームを使うというわけです。ボクはよく分からなかったので、都度、お問い合わせページで調べた「プレスティア オンライン ヘルプデスク」の電話番号に電話をして質問していました。いつも非常に感じの良い応対をしてくださり、優しく教えてくれましたので、ストレスゼロで進めることができました。

これで、ボクがアメリカの銀行口座で塩漬けにして悩んでいた預金は、SMBC信託銀行プレスティアで小切手入金という形で日本国内に移り、さらにそこから住信SBI銀行の口座にも移ることができ、投資の軍資金として活用できる状態になったのです。

待ち時間がほとんどで、合計で1ヶ月以上がかかりましたが、無事に自分の手元に来たことで、長い間のモヤモヤをスッキリさせることができました!

注意すべきこと

SMBC信託銀行プレスティア口座を使うには、毎月2,000円の口座維持手数料が必要です。ただし、20万円相当額以上を預金しているなど、口座維持手数料を無料にする方法があるので、対応しておきましょう。(口座維持手数料については、こちら)

このように、SMBC信託銀行プレスティアではまだ海外小切手を取り扱ってくれますが、他の銀行のように取り扱いをやめてしまう可能性があります。実際にそうなるかどうかなど、ボクには知り得ないことですが、もしボクと同じように困っている人がいましたら、早めに対応をしてスッキリした方が良いでしょう。

今、海外に住んでいる人が、帰国前にすべきこと

この記事を読んでくださっている方の中には、今はまだ海外に住んでいて、これから帰国をすることになったけど、現地銀行口座をどうしようかと悩んでいる人がいることでしょう。

せっかく苦労して海外に住んで開いた現地口座ですから、それを閉じてしまうことに後ろ髪を引かれる想いをする方がほとんどかもしれません。

口座を残す決断をした場合、その預金を日本に移す際、どのような手続きが必要かを確認しておきましょう。現地で行うことは簡単ですが、日本から手続きをすることが可能かどうか、窓口で質問してください。

加えて、ボクのようなケースになってしまうことも想定して、多めに紙の小切手を手元に残しておくようにしましょう。また、最悪のケースとして小切手が使えなくなった場合でも、その口座に紐づいたクレジットカードやデビットカードを準備しておきましょう。そうすれば、日本で買い物をする時に使えば、その口座から引き落とされることになります。この方法の難点は、為替リスクがあることと、使用するたびに為替手数料を取られることです。ただ中には、「Travel」用のカードを発行してくれるところもあり、その場合は為替手数料が免除になるサービスを提供してくれるところもあります。

 

自分のお金なのに、海外に残してきたばかりに手をつけられないなんて状態になると、非常に精神衛生上良くないですよね。自分の手元に取り戻し、スッキリしましょう!